「高齢化社会から幸齢化社会へ」
少子高齢化社会と呼ばれて久しい日本ですが、今後もさらに高齢化社会が深刻化すると考えられています。
避けられない高齢化問題。2025年には後期高齢者人口が約2,200万人に膨れ上がり、国民の4人に1人が75歳以上になる計算です。
多くの高齢者を数少ない若い現役世代が支えていかなければならず、
肉体的、時間的な制約が多くなるばかりか、経済面でも大きな負担がのしかかります。
そればかりではありません。
医療や介護などの社会保障費の急増で財政がひっ迫しており、必要な時必要なサービスを満足に受けられない可能性もあります。
ていうのも2022年から団塊の世代が一気に75歳以上になってきます。
財務省は介護保険(障害福祉は含まず)について、
・利用者負担の引き上げ
・ケアマネジメントの有料化
なども求めています。
ではリハビリの現状はどうでしょうか?
現在、脳梗塞の後遺症や怪我の後遺症手術による後遺症などを例にすると、
社会復帰出来ていないリハビリ難民が国内に200万人いるそうです。
難民が今でも200万人。
今後団塊の世代が後期高齢者になると400万人。
病院や介護業界には頼りきれない現実があります。
ではどうすればいいのか?
自分の身体は自分で守るしかありません。
今すぐに自分で出来るセルフリハビリや筋力トレーニングによる予防が必要になってきます。
ではなぜ筋トレが必要なんでしょうか?
それは、あるデータによると、20歳から年間約1%ずつ筋力が低下するようです。
「でもー、他の人に比べて動いてる方だし、普段30分以上は歩いてるし、それなりに筋肉、筋力は保ててるよー」という人もいるかも知れませんが、日常生活動作程度の運動では筋肉、筋力の維持はできません。
ある一定の運動と筋トレは必要です。
でも、歳だから筋トレは無理やし、老化には勝てないと言う人も多いかと思います。
たしかに歳を取ると、あらゆる能力が低下していきます。
顔のシワ、たるみといった[見える老化]から、
神経伝達速度、基礎代謝率、標準細胞内水分量、心係数、肺活量、最大換気量・・・・[見えない老化]まで下降の一途です(泣)
しかし、筋力だけは、筋トレによって上げることができます。
では、筋トレにはどんな効果があるのかというと、筋肉が強くなるばかりではありません。
筋トレや運動がもたらす効果として様々な精神疾患に治療効果があるということが国内外での研究により証明されています。
うつ病、認知症、不安障害、パニック障害など現代において増え続けている精神障害に対して、
薬物治療と並ぶか又は先立つ早期の治療としての役割が期待されています。
当然ながら精神的な効果以外にも、ダイエット効果、姿勢の改善、機能改善、怪我の予防、免疫力向上と様々な効果が得られるのはいうまでもありません。
筋トレ1つとってもこれだけの効果があります。
体を鍛えていると、心や体が整い、病みにくくなるというわけです。
そうは言っても、ひどい腰痛、膝痛、肩こり、手足の痛みがあって、安静にしなさいと言われる事が多いかと思います。
しかし、必要以上に安静にし過ぎると、筋力が上がるどころか低下してしまいます。
安静時には1日に0.5%の筋力が低下するとも言われているので要注意です。
(ちなみに、宇宙などでの無重力状態では 1日に1%の筋力が奪われます。)
筋力低下→痛みの悪化→安静→筋力低下→・・・・の悪循環
そういった事がキッカケで、寝たきりやケガとなって動けなくなっていく人を何人も見てきました。
他に、
腰が曲がる、膝がO脚になる、腰や肩など慢性的な身体の痛み等の症状も筋力低下を原因とする場合がほとんどです。
筋トレや介護予防における筋トレの必要性がご理解頂けたかと思います。
理解できたところで、実際の筋トレ頻度や方法ですが、基本たった週に1回30分程度でOKです。
慣れた人であれば、10分程度で終わっちゃいます。
まずは、週に1回からの筋トレで習慣化させることから始める必要があります。
習慣化が必要な理由は、
★能力の差ではなく習慣の差★
で進化し成長するからです。
日頃からの言語習慣、行動習慣、思考習慣により私たちが作り出されているといっても過言ではありません。歯磨き、入浴等のように習慣化させれば苦痛なく行えます。
習慣化されればしめたものです。
どんどんよくなっていきます。
(栄養、休養のバランスはもちろん必要ですが・・)
やらなければ気持ち悪いぐらいに習慣化されるのは半年以上と言われていますが、最低3カ月以上続けると習慣化されます。習慣化されたからと言って、週1の筋トレから段階的に増やしていく必要もありません。
本格的であっても週に1回でOKです!それにはしっかりとした根拠があります。
運動経験がほとんどなく、運動にも自信がもてなかった方も今まで筋トレをした事がない人や運動がそもそも嫌いという方も出来るようになってきます。
今までそう言ってこられて、出来ない人はいませんでした。
習得するには個人差がありますが、必ず出来るようになります。
しかし、もう歳だからと諦めてはいませんか?
筋力は何歳になっても適切なトレーニングを行えば、強化され向上します。
実際に90歳以上の初心者の方も目に見えて筋力が向上していきました。
痛みや筋力低下から解放されたい方、運動が苦手な方、経験のない方、ご安心下さい。お客様のペースに合わせながらサポートしていきます。
筋トレは裏切りません。予防に勝る治療なし。
老いも若きも何歳でも、いつまでも元気に自分らしく、
夢と希望を持ち続ける日々を獲得するために
私たちと一緒に楽しく筋トレをしていきましょう。
心よりお待ちしております。